台風や、ゲリラ豪雨などの大雨による被害を防ぐための準備が大切です。
短時間に急激に雨が降った場合、地下ピット型の機械式駐車場では排水ポンプの能力が間に合わず下段の自動車が水没する危険性があります。台風などあらかじめ大雨が予想できる場合には、事前に自動車を移動しておくなど、各マンションで対応ルールを決めておくことが必要です。
バルコニーの排水溝が土や埃などで詰まっていると、強風で吹き込んだ雨が排水できず、バルコニーに溢れ、お部屋内に浸水してくる危険があります。普段から排水溝の掃除を行い、雨が予測できる場合には、改めて確認をしましょう。
過去に浸水被害を経験した地域や場所のマンションでは、マンション全体で土嚢を用意するなどの準備が有効です。土嚢は市役所などで貸与してくれる場合もあります。
逃げ道となる通路のドアを開ける、ガスや水道の元栓を閉める、電気のブレーカーを落とすなどが必要になります。各戸のガスや水道の元栓や電気のブレーカーの位置を日頃から確かめておくようにしましょう。
避難ハッチや隣戸との隔て板がある住戸では、避難を妨げる物を置かないように特に注意する必要があります。 小さな物でも落下すると大変危険ですので花鉢などにも注意しましょう。
建物や設備に大きな被害がない場合でも、水道が止まると生活に支障が出ます。緊急時用にお水は用意しておきましょう。 周辺地域で水を確保できる場所(給水所・井戸など)を日頃から確認しておく必要もあります。
避難場所や外出時の相互の連絡方法など、常日頃から確認しておきましょう。
避難する際、ガスの元栓を閉め、電気ブレーカーを落として、火災の発生を防止します。水道の蛇口を閉め、特に自動式洗濯機から漏水しないように注意します。