安い物件の注意点とは?
はじめに
好条件なのに家賃が相場の半分程度。こんな安い物件があったら誰もがそこに入居したいと考えるでしょう。
賃貸物件を借りるときは、できるだけ家賃をおさえたいと思うのは自然なことです。
毎月支払う家賃をすこしでも安くすることができれば、生活に余裕がうまれ、その分ゆとりある生活をすることができます。
しかし安さを重視するあまり、思いもよらない物件を借りることになり後悔するはめになってしまったケースもあります。
安さに潜んだ落とし穴にはまらないよう、何故安いのか確認することが大切です。
安い物件の落とし穴とは?
原因不明な家賃の安さには、色々と理由があり、物件によっても様々です。その中でも大きく分けて3つに分類できます。
- 周辺環境に問題がある。
例えば、下記はよくあるパターンの物件です。
・駅から離れており、交通に不便
・すぐ近くに墓地があり心理的に住みにくい
・近くを電車が通るためうるさい
稀なケースでは、家の後ろが崖になっており、天候によって崩れる可能性があるなど、どうしてそのような場所に建てたのかと思ってしまう物件も意外とあります。
こういった周辺環境に何かある物件は避けられる傾向にあり、なかなか入居に繋がりません。そうすると、家賃を下げる他ないのです。
今回、あげたケースはわかりやすい方ですが中には暮らし始めてから安さの理由に気づくケースもあるのでご注意ください。 - 物件そのものに問題がある。
一度は「事故物件」という言葉を耳にしたことがないでしょうか?
事故物件とは、以前事故が起きたり、住んでいた方が亡くなったことがある物件の事を指します。
入居前に清掃を入れているとはいえ問題が起きた部屋で暮らすのは精神的に受け入れるのが難しいため一般的に家賃を下げることとなります。
相場よりも明らかに値段が下がっている物件はこのケースが多く当てはまるかと思います。
しかし、事故物件の場合は新しく入居する方に伝える義務があります。知らずに入居してしまうというケースは稀です。
もし、家賃が安すぎて心配な場合は、思い切って不動産屋さんへお尋ねしてみるのも1つの手です。
その他にも、築年数が古すぎる・お風呂がついていない・壁が汚れている・家自体が傾いているなど物理的な理由により安いケースもあります。
インターネット等でお部屋を探している時に他の物件よりも明らかに賃料が安い物件は不動産屋さんに聞いてみるのが1番です。 - 借りて欲しい
今回の理由は、ご紹介した上2つの問題に比べると嬉しい理由となります。
貸す側(家主さん、管理会社など)が賃料を抑えるので、とにかく早く入居して欲しいというケースです。
例えば、数年前の新築だけどそれ以降同じ地域に新築物件が沢山建設されてなかなか入居者が集まらなくなってしまった場合などがあります。
理由は様々ですが、賃貸物件は維持費もかかるので誰も入居しないよりは、家賃を抑えて毎月の家賃収入があったほうがいいと考えるのが一般的です。
双方にメリットがあるので今回のケースのような物件はすぐに入居を決めたいですね。
まとめ
今回、ご紹介した以外にも様々な理由が家賃の引き下げに関わっています。「借りて欲しい」のようないいケースもありますが、ほとんどがデメリットの理由となるでしょう。
気になったことがあれば、「不動産屋さんに聞く。」というのは間違いのない一番早い手と言えます。
メリットもデメリットもケースバイケースということなので根気よく探し、理想のお部屋を手に入れてください。